TORAIZのTOEIC対策プログラムで学習コンサルをしてもらった感想【体験記】|おすすめ英会話教室スクール

トライズ所長の西牧さん1

1年の長期間で1,000時間の英語学習を行うことで有名なあのTORAIZ(トライズ)が新たにスタートしたTOEIC(R)試験専用トライズ TOEIC対策プログラムは、通常コースとは異なり、2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる短期集中型コースです。

ただ、ネットを見てみてもトライズのTOEICコースを受講したという声は未だ少なく、実際にどんなことをやってくれるのかを解説している記事もほぼありません。

そこで今回は、筆者自らトライズのTOEIC対策プログラムのカウンセリングを受講し、実際にカウンセリングで何をしてくれるのかや、学習コンサルを受けてみた感想などを中心に、TORAIZのTOEIC対策プログラムを詳しく紹介していきます。

キツネ
トライズの詳しい特徴や、スクールの雰囲気、通常でのレッスンの感想などについてはそれぞれ下記で紹介していますので、そちらも参考にしてみてください!
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TORAIZのTOEIC(R)対策プログラム

トライズのTOEIC対策プログラム

TOEIC対策プログラムの感想を紹介する前に、まず通常コースと比べてTOEIC対策プログラムは何が具体的に違うのかや、無料カウンセリングで実施する内容から解説していきます。

通常コースとTOEIC対策プログラムの違い

通常コース TOEIC(R)対策プログラム
期間 12ヶ月 2ヶ月
入会金 5.5万円 5.5万円
コンサルティング費 約20万円
受講費用 約154万円 約31万円
レッスン回数 マンツーマンレッスン:週2回
グループレッスン:週1回
マンツーマンレッスン:週2回
1回のレッスン時間 マンツーマンレッスン:25分
グループレッスン:50分
25分
講師 ネイティブ 日本人
プログレスチェック 2週間に1回 週1回
インプット学習 シャドーイング、単語 シャドーイング、文法、単語
アウトプット学習 スピーキング
日々のフォローアップ 毎日 毎日
保証内容 1ヶ月以内全額返金
中途解約保証
3ヶ月の無料延長保証
レッスン振替制度あり
1ヶ月以内全額返金
50~200点のスコアアップ保証
レッスン振替制度あり

トライズで提供している通常コース(スピーキングコース)と、TOEIC対策プログラムの大まかな違いは上記の通り。

期間や費用はもちろん、実際の学習内容がそれぞれ大きく異なります。

キツネ
スピーキングコースは文字通りスピーキングに特化したアウトプットトレーニング、TOEIC対策プログラムはTOEIC攻略に必要な文法や単語などの学習をメインに進めていきます。

TOEIC対策プログラムの無料カウンセリング

  • 英語力テスト
  • 英語力分析
  • 学習法の提案
  • プログラム内容説明

トライズのTOEIC対策コースで実施している無料カウンセリングでは、現在の英語力の診断と、TOEICでの目標スコアをヒアリングし、具体的にどんな部分に弱点があるか、そしてどんな学習方法・教材が最適なのかをプロのコンサルタントがカウンセリングしてくれます。

所要時間は約90分と少々長めですが、遠方の方でも対応できるようオンラインでの受講も可能となっています。

キツネ
単なるカリキュラム作成だけでなく、TOEICのスコアアップに関して足りない部分のアドバイスを行ってくれるのが特徴です。

実際に筆者が受けたカウンセリングの内容

ここからは筆者が実際に受講したカウンセリング内容について紹介していきます。

今回私が受けたカウンセリングは下記のような流れで進みました。

  1. カウンセリングシートの記入
  2. カウンセリング
  3. 単語力の確認テスト
  4. 速読力確認テスト
  5. 文法力の確認テスト
  6. 弱点分析と最適な教材の提案
  7. 現状の課題と学習方法の提案
  8. プログラム内容の説明
カウンセリング内容はそれぞれの目標とするTOEICスコアや現状のレベルによって異なります。

カウンセリングシートの記入

トライズTOEICコースのカウンセリングシート

まず最初はカウンセリングシートの記入から。

TOEIC対策プログラムのカウンセリングシートは、通常コースのカウンセリングシートとほぼ同じで表裏1枚となっており、表面は

  • 現在継続中のTOEIC学習
  • これまでのTOEIC学習
  • その他の英語学習の経験
  • 学習での悩み
  • TOEICスコアアップが必要な理由
  • 現在のスコア
  • 日々の生活スケジュールについて

などのTOEIC学習に関する質問、裏面には名前や住所といった基本情報を記入する欄がありました。

キツネ
基本的には通常コースのカウンセリングシートとほぼ同じ内容ですが、こちらはTOEIC特化というだけあってTOEICに関する質問が多めです。

語学研究所所長によるコンサル

トライズ所長の西牧さん2

↑カウンセリングを担当してくれたトライズ語学研究所所長の西牧さん

カウンセリングシートを書き終えたら、先ほど記入したシートを基に早速カウンセリングが始まります。

カウンセリングでは、「トライズのTOEIC対策プログラムがどういったものであるか」についての簡単な説明を聞いた後、

  1. 現在自身で感じている弱点
  2. 過去のTOEICスコアと過去に受講した時の手応え
  3. TOEICスコアアップの目的

以上の3点についてを重点的に深堀りしてTOEIC試験での悩みや目標を明確化していきます。

私の場合は来年春にケンブリッジ英検CAEを受講する予定で、その中間目標としてTOEICで900点オーバーを目指していること、そして文法力やライティング力に少し不安がある旨を伝えました。

キツネ
ちなみに、カウンセリングを担当してくれた所長の西牧さんは、留学経験一切無しでTOEIC L&R 990点満点、TOEIC S&W 200点満点というとんでもないお方ですw

単語力の確認テスト

トライズの単語力確認テスト

現状の悩みや学習状況をある程度共有したら、今度はTOEICスコアを伸ばすにあたってどこが具体的に出来ている・出来ていないかを確認をするために、英語力診断テストを受けていきます。

まず最初は、TOEICに必要な単語力を見るための単語力クイズ。

問題は全22問で、紙に書いてある英文の意味を口頭で日本語訳するという内容のものでした。(通常は口頭ではなく、選択肢の中から選ぶ記入形式)

問題は後半に行くにつれて段々レベルが上っていく感じになっていて、後半の方は正解も多かったのですが、中盤の単語を見事にど忘れしていて、最終的な結果は22問中15問正解。

現在の私の語彙力としては大体5,000~6,000単語ぐらいが目安になるとのことでした。

キツネ
ちなみにTOEICで+100点アップするには1,000単語が必要で、900点以上を目指すなら8,000単語以上は必要になってくるそうです。

速読力確認テスト

トライズの速読力確認テスト

単語力の確認テストの次は、*WPMという指標を使って英語を読むスピードを測る、速読力テストを実施します。

こちらは「5段落程度の英文を1分でどくらい読んで理解できたか日本語でサマライズする」というものだったのですが、自分の場合は1分で3段落目ぐらいまでしか読めず、これをWPMで当てはめると平均よりも少し低めの80~90WPMぐらいの数値になるとのことでした。

なお、TOEICの場合は100WPMより低いと最後まで問題文を読むことができず、900点レベルを目指す場合は、最後まで余裕で英文を読める200WPM程度の速読力が必要なんだそうです。

*WPM=Word Per Minuteの略。1分間の間で読むことができる英単語の量。ゆっくり口頭で音読するくらいのスピードで150WPM、ネイティブは300WPM。
キツネ
これまでのTOEICではいつもリーディングをする時間が足りていなかったので、リーディングパート攻略においては確かにこのWPMは意識していかなければならないと思いました。

文法力の確認テスト

トライズの文法力チェックテスト

速読力テストを終えたら、最後にTOEIC攻略に必要な文法力を確認するテストを受けます。

文法力確認テストはTOEICでいうPart5の短文英語の穴埋めを埋めていく全10問のテストで、内容的にも中学・高校の文法レベルを問うという感じで難易度もそこまで高くなかったため、こちらは10問中9問正解することができました。

自分としては文法力が弱点だと思っていたのですが、この結果を見る限りだと、TOEIC試験で必要な文法力は現状十分あるとのことです。

キツネ
TOEIC試験で必要な文法力というのは高校卒業レベル程度なので、このテストではその文法力があるかどうかを確認しているようです。

弱点分析と最適な教材の提案

TOEIC対策で提案してくれた教材

3種類のテストを受け終えたら、ここまでのテストの結果を踏まえて、これからTOEICで目標スコアを達成するために改善していかなければならない課題の分析とやるべきことの整理、そしてそれを行う上での最適な教材の提案を行ってくれました。

私が実際に頂いたフィードバックおよび学習教材の提案は下記の通りです。

現状の課題と学習方法の提案

【単語力】
元々の単語量は多いものの、現状忘れている単語が多いので、まずは頻度の高い基礎単語・表現を完璧に復習した上、800点、900点以上の高レベル単語も覚えていく。

【速読力】
現状100WPM未満なので、まずは150WPMを目指して音読トレーニングを繰り返す。ここが上がれば処理のスピードを上がるので、リスニングの精度も高まる。

【文法力】
TOEIC試験攻略に必要な文法力は既にあるので特に注力しなくても大丈夫だが、模試を解いていく中で、苦手な箇所を潰していくと良い。

【今後の進め方のまとめ】
まずは単語力強化を行いながら、WPMの強化。その後は模試を繰り返し解いて、TOEIC試験独自の問題の癖に慣れたり、時間配分のペースをきっちり詰めていく。

キツネ
これまで30校近くのスクールに行ってきた中でも、ここまで的確かつ戦略的に学習アドバイスしてくれたのは初めてだったので、正直かなり驚きましたね。

実際におすすめされた教材(一部)

キツネ
教材に関しても、なぜこれが良いかについてをひとつひとつ丁寧に解説してくれました

プログラム内容の説明

課題の共有が終わると、補足として最後にもう一度トライズのTOEIC対策プログラムに関しての詳しい内容や特徴を説明してくれました。

科学的根拠に基づいてTOEICを分析

トライズでは、第二言語習得論で提唱されている理論をベースにTOEIC試験の分析・対策を行います。

また、理論的に正しいだけでなく、それを忙しい日々の生活の中でも取り組んでいけるよう、実践的な学習法にしっかりと落としこみ、それ実際にプログラムで提供しているそうです。

キツネ
公式サイトではあまり全面的に押し出していませんが、トライズで進める学習法は全て理論や膨大なデータに基づいたものとのこと。

本当の意味での個別カスタマイズを実施

スピーキングコースと同様、TOEIC対策プログラムも、生徒ひとりひとりのレベルやゴールに当てはめて作成する完全オリジナル仕様のカスタマイズカリキュラムを採用。

レベル別などの枠組みにはめ込んで、カリキュラムの一部をカスタマイズするのではなく、スケジュールから教材、学習内容まで全てオーダーメイドで、完全な個別カリキュラムを組んでいくそうです。

キツネ
TOEIC対策といえども、通っている生徒さんで学習内容や進め方は異なり、誰一人として同じ内容の学習をやっているいないんだとか。

カウンセリングで聞いた質問

以上が私が実際に受けたカウンセリングの全てですが、カウンセリング終わりには個人的に気になった下記の質問も西牧さんにぶつけてみたので、こちらも合わせて紹介します。

TOEIC対策プログラムが生まれた経緯は?
元々トライズのコンセプト的にもやるつもりはなかったが、生徒さんからの需要があったのと、通常コースでの実績が溜まってきたのがきっかけ。また、偏ったやり方ばかりでTOEICの専門家が見ているスクールが無いと感じたため。
TOEIC対策プログラムもオンラインで受講できる?
もちろん可能。ただ、教材の使い方などオンラインでは中々伝わりづらいこともあるので、可能な方は対面でのレッスンを受けて欲しい。
TOEICコースから本科(スピーキングコース)に編入する人はいる?
最初の基礎固めとしてTOEIC対策プログラムを受講してから、その後スピーキングコースに行くという方は割と多い。
TOEIC(R) S&Wにも今後対応していく予定はある?
未だにTOEIC R&Lのスコアを求めている会社も多く、社会的な認知度も低いので今のところはやる予定はないが、今後需要が増えたらやるかもしれない。
TOEICコースは入会したらすぐに始められる?
一部受講人数の規定に達したため、新規入会受付を停止しているところもある(虎ノ門、丸の内、田町三田)が、その他の校舎やオンラインであれば入会後すぐ始められる。最初のカウンセリングから大体2~3週間以内にスタートできる。

TOEIC対策プログラムのカウンセリングを受けた感想

トライズ丸の内校の雰囲気1

良かった点

  • コンサルタントのレベルや専門性が圧倒的に高い
  • 個人レベルのコンサル・教材の提案をしてくれた
  • 正直に生徒の英語学習と向き合っている

今回実際にカウンセリングを受けて感じた良かった点は、個人レベルでコンサルを行ってくれた丁寧さと、プログラム内容およびコンサルタントさんの質の高さですね。

TOEICのような試験対策の場合は、オリジナルカリキュラムと言いつつある程度の型やスコア別に振り分けてカリキュラムを組むところが多いのですが、トライズの場合は本当にそれぞれのニーズ・状況に合わせた個人仕様のオリジナルカリキュラム。

加えて、実施するプログラム内容も言語学理論やトライズが長年培ってきたデータを基に構築されたもので、単なるテクニックだけでなく、試験に本当に必要な単語力・速読力などを無駄なく効率的に伸ばせられると感じました。

キツネ
なによりTOEIC満点で膨大な指導経験を持つ西牧さんによるコンサルは説得力が半端じゃなかったです(笑)

悪かった点

  • 料金がやはり高い
  • アウトプット学習がない

一方で悪かった点は、カリキュラム以外の部分にはなりますが、料金の高さとアウトプット学習がないということ。

これに関してはコーチング形式であることと、TOEICに特化している関係上しょうがないのですが、スクールとしてのコスパはそこまで良くない印象がやはり残りました。

キツネ
とはいえ、同形態のTOEICスクールよりは期間が短い&料金も10万円ほど安く点数保証もあるので、短期間でスコアアップをしたいという方には向いていると思います。

TORAIZ TOEIC対策プログラムの総評

レッスンカリキュラムの質 5.0
講師(トレーナー)のレベル 5.0
スクール数 3.5
料金の安さ 2.0
総合評価 4.6

料金面がどうしてもネックになるものの、TOEIC対策を実施しているスクールの中では、トライズのTOEIC対策プログラムコースは間違いなくトップクラスであると感じました。

こちらも本科のコースと同様、1日あたり3時間の学習が求められますしトレーニング自体はハードですが、頑張った分のリターンは結果として間違いなく得られるでしょうし、点数保証もしっかりと付いているので、点数が伸びないというリスクも他のスクールよりも少ないです。

特に「TOEIC対策が1人で行えない」、「短期間で確実にスコアアップしたい」という緊急性が高い方にとってはかなり価値のあるスクールだと思うので、検討中の方は一度無料体験でTOEIC対策の相談をしてみることをおすすめします。

キツネ
本当に「無料でここまでアドバイスしてくれるの?」というレベルの濃い内容だったので、TOEIC受講の予定がある方は、相談がてからに無料カウンセリングを受けてみましょう!

TORAIZ TOEIC(R)対策プログラムの詳細情報

受講期間 約2ヶ月
受講場所 各トライズセンターorオンライン
費用 入会金:55,000円(税込)
受講費:308,000円(税込)
TOEIC(R) IPテスト受験料:5,500円(税込)
コース内容 【カスタマイズ式カリキュラム】
オンライン・プライベートレッスン(16回)
対面コンサルティング(1回)
プログレスチェック(8回)
フォローメール(週5日)
TOEIC®直前対策セミナー(2回)
英語力測定テスト(適時)
TOEIC®模擬試験(3回~)
TOEIC®L&R IPテスト受験(1回)
保証 1ヶ月以内全額返金
スコアップ保証(規定スコアに満たない場合は1ヶ月追加)
備考 期間限定の入会キャンペーンあり
分割支払い可能
レッスン振替精度あり
2019年10月時点の情報を掲載しています。

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元英会話教室スタッフで、これまでに30校以上の英会話教室・スクールに足を運んだ筆者が、厳選して選び抜いた英会話スクールをやらせ抜きのランキングでまとめてみました。スクール選びで迷った際はぜひ参考にしてみてください。