「英語をいざ喋ろうとすると緊張で言葉が出てこない・・・」、「発音を間違えて相手に伝わらなかったらどうしよう・・」
英会話学習をまだ始める前・もしくは始めての頃はそんな悩みを抱えてしまうのではないでしょうか。
筆者も今でこそほぼ緊張せずに英語を話せるようになりましたが、英会話を始めてすぐの頃は話している最中に変な汗をかきまくり、会話中も気が気じゃないくらい緊張してばかりでした(笑)
でもそんな不安な気持ちや緊張感を抱くのは最初のうちは仕方のないこと。
英語に限らず、仕事のプレゼンや、スピーチなどでも同じことが言えますが、人間誰しも慣れないことをやる時は緊張して当然なのです。
結論から言うとこれに関しては経験を積んで慣れていく他ないのですが、この記事ではもう少し掘り下げて、緊張で英語が話せないことの具体的な原因や、すぐにできる対策方法について解説していきます。
緊張して英語で話せない3つの原因
前述の通り、英語で緊張してしまう最も大きな原因は単純な経験値不足によるものが大きいのですが、それ以外にも大抵は以下の3つのいずれかが該当していることが多いです。
- 英語を喋り慣れていないことへの不安や自信の無さ
- 完璧に話そうとしてミスを恐れている
- 聞き取れない・相手の言っている意味がわからない
英語を喋り慣れていないことへの不安や自信の無さ
1つ目は、「英語を喋り慣れていないことから来る自信の無さや不安」です。
- 何を喋ったらいいんだろう?
- 自分の発音・意味は通じているのか?
- 変な英語を喋ってしまって通じないんじゃないか?
などと、英語を喋ること自体に不安を覚えて、いざ喋ろうとするとガチガチに緊張してしまうパターンがこれに該当します。
完璧に話そうとしてミスを恐れる
2つ目は、「完璧に英語を話そうとしてミスをすることを恐れてしまっている」というケース。
もちろん、最初から完璧な英語を話すことなど不可能なのですが、「ミスをするのが恥ずかしい」、「間違えたらダメ」というような心理状況から、無意識的に完璧な英語を喋ろうとしてしまったり、難しい表現を使おうとする方は多いです。
聞き取れない・相手の言っている意味がわからない
そして3つ目は、「相手の英語が聞き取れない・意味がわからない」、「発音・訛りに聞き馴染みがない」という状態が続いて、言葉が出なくなってしまうというケース。
これも、単純に知識不足やリスニング力不足が根本にあるのですが、日本人の場合、そのまま理解したふりをして会話が流れたり、変に会話が止まってしまうということが多いです。
すぐにできる!緊張せずに英語を喋るための対策法
上記で紹介した3つが緊張を生んでしまう主な原因ですが、とはいえそれが把握できたところで実際問題すぐになんとかなるわけではないので、ここからは英語の緊張を和らげるためにすぐにできる、実践的な対策方法を5つ紹介していきます。
- 使用頻度が高いフレーズを覚えて事前知識を付けておく
- ボディランゲージ・ジェスチャーを使う
- 結論→理由→結論の順で喋る
- わからないことはすぐに聞く
- 日本語が理解できる人と喋る
使用頻度が高いフレーズを覚えておく
最も有効なのは使用頻度が高いフレーズを事前に覚え、会話の中で自然に使えるまでの状態を作っておくこと。
ある程度英文法を知っている人であっても、実際の会話では思ったことをスムーズに言えないものなので、予め中学英語の会話集などで事前知識を付けておき、自然に言えるまで何回も練習しておきましょう。
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自己紹介で役立つフレーズテンプレ
◯◯と呼んでください | Please call me ◯◯. |
◯◯出身です | I’m from ◯◯. |
◯◯に住んでいます | I live in ◯◯. |
◯◯という会社で、◯◯として働いています | I work for ◯◯ company, as a ◯◯(役職). |
時間があるときは◯◯をしています。 | In my free time, I often do ◯◯ . |
趣味は◯◯です | I’m into ◯◯/My hobby is ◯◯ |
質問で役立つフレーズテンプレ
どこ出身ですか? | Where are you from? |
時間がある時は何をしていますか? | What do you like to do in your free time? |
何年日本に住んでいるんですか? | How long have you been in Japan? |
なんて意味ですか? | What does it mean? |
◯◯に行ったことはありますか? | Have you been to ◯◯? |
言葉に詰まった時に使えるフレーズテンプレ
なんて言えばいいんだろう | How can I say… |
ちょっと考えさせてください | Let me think… |
◯◯ってなんて言えばいいのかわからないです | I don’t know how to say ◯◯. |
全然わからないです | I have no idea. |
ボディランゲージ・ジェスチャーを使う
英単語や具体的な表現が出てこない際に有効なのは、ボディランゲージやジェスチャーを使うことです。
極端な例ですが、「バナナを食べている」ということを相手に伝える場合、ボディランゲージを使ってバナナを剥いたり、頬張っている様子を表現すれば、英語で言わずとも相手には伝わりますよね?
なので、会話で詰まったりした際は、口だけで説明するよりも、ボディランゲージやジェスチャーを組み合わせて相手に伝えようとしていることをより具体的にイメージさせましょう。
結論→理由→結論の順で喋る
英語は「結論→理由→再度結論」という順で話を進めると、頭の中で話の構成がイメージしやすく、聞く相手にも話の内容が格段に伝わりやすくなります。
より具体的には、
- 私はAをBだと思います/I think A is B.
- なぜならそれは〇〇で〇〇だからです/Because, It is 〇〇 and 〇〇.
- だから私はAはBだと思います/So that I think A is B.
といった感じに、最後まで話をもったいぶらず、「最初にまず話の結論を述べてから理由をすぐに説明し、最後にもう一度同じ結論で締める」という3つのステップで話を進めていくイメージです。
わからないことはすぐに聞く
日本では相手の話を最後まで聞いてから話すという文化があるため、わからない言葉や聞き慣れない英単語が続いても、ついわかったふりをして最後まで聞こうとしまいがちです。
しかし、原因の項でも解説したように、わかったふりをしたり、わからないことを最後までそのままにしてしまうせいで、その後の会話が噛み合わなくなることが本当に多いのです。
特に欧米圏の文化では、わかないことは話の途中でもすぐに聞くのが大原則なので、もったいぶりや、ためらいは捨てて、会話の途中でも「それってどういう意味?」と積極的に聞くようにしていきましょう。
日本語が理解できる人と喋る
上記4つのテクニックを駆使してもまだ英会話に緊張してしまうという方は、最終手段として「日本語がわかるバイリンガル」と会話練習を行うのがおすすめです。
もちろん実際に英語を使うシチュエーションでは相手は選べませんが、オンライン英会話や英会話スクールでのレッスンであれば、日本語可能な講師を選ぶことが可能です。
相手がもし日本語がわかるのなら、「日本語でも大丈夫」という安心感が生まれますし、会話中にわからないことがあっても気軽に聞くことができるので、慣れないうちはそういった相手と会話練習をし、喋ることに徐々に慣れていくようにしましょう。
慣れていなければ英語が話せないのは当然
ここまで英語で緊張してまう原因から、すぐに使える実践的なテクニックまで紹介してきましたが、冒頭でも書いたように、場数を踏んで慣れていない限り英語がスムーズに話せないのは当然のこと。
なので、まずはその事実を受け入れてた上で、慣れるまでの間は事前準備をしっかり行ったり、今回紹介したようなテクニックを駆使し、少しづつ英語に慣れていくことから始めていきましょう。
自然体でリラックスして英語が話せるようになっていけば、徐々に自信も付いて緊張せずとも堂々と喋れるようになるはずです。
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